【東海大会に出場する(左から)北村さん、廣瀬さん、梶木さん、中森さん、森原さん、廣岡さん、松山さん=名張市夏見で】

「自分に打ち勝って」

 8月17日に岐阜市で開かれる「東海小学生陸上競技大会」に、三重県名張市を拠点に活動する陸上クラブ「名張ジュニア」の選手たちが出場する。

 個人種目では、蔵持小5年の北村純菜さん(11)が女子5年100メートル、百合が丘小5年の廣瀬有人さん(10)が男子5年100メートルに出場する。

 北村さんが競技を始めたのは小学4年から。今年200メートルで県の中学生記録を更新した姉の環奈さんに影響を受けた。「風を切って前進していく感覚が大好き」と話し、7月の県予選で記録した14秒62の更新を目指す。

 廣瀬さんは小学1年から陸上競技を始め、現在のベストタイムは14秒36。「自己ベストを出し、予選を突破したい」と意気込む。

 5、6年生の男女混合400メートルリレーには、美旗小6年の梶木紗良さん(12)、桔梗が丘小6年の中森楓陽さん(11)、蔵持小6年の森原翠彩さん(11)、伊賀市立成和東小6年の廣岡煌斗さん(11)の4人がエントリー。補欠として百合が丘小6年の松山弓希さん(11)が友好100メートルに出場する。

 7月の県予選の決勝で55秒50を記録して2位に入り、名張ジュニアとして混合リレーで東海大会への初出場を決めた。本大会には東海4県と長野県から計25チームが出場する。

 メンバーは「自分のベストを出し、次走の人へのバトンを完璧につなぎたい」と声をそろえる。

 指導する同クラブの德地和子さんは「ジュニアでは何よりも心と体を鍛えることが大切で、結果は後から付いてくる。自分に打ち勝ち、大舞台でも普段の力を出してほしい」とエールを送っていた。

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