【7月の県大会で競技に臨む北村さん(名張ジュニア提供)】

7月に県記録更新

 福井県で8月17日に開幕する「第51回全日本中学校陸上競技選手権大会」に、名張市立桔梗が丘中2年の北村環奈さんが女子200メートルに出場する。今夏に県中学記録を更新した13歳のスプリンターは「チャンスがあるので全国優勝を目指したい」と大舞台での飛躍を誓う。

 小学5年から地元の陸上クラブ「名張ジュニア」で本格的に競技を始め、現在は学校のクラブ活動と合わせ週5、6日は練習に取り組む。同クラブ代表の德地和子さんは「練習に取り組む姿勢が真面目で、コーナリングがうまい」と高く評価する。

 自身が「思った以上の力が出せた」と振り返る7月の県大会では、予選で24秒70の好記録をマークし、県中学記録とともに大会記録も更新。4月以降の各種大会の記録を集計した「第70回全日本中学校通信陸上競技大会」のランキングでは女子200メートルで全国1位(8月2日時点)につけている。

 初出場となる全日本には100メートルも出場権があったが、エントリーは1人1種目に限られるため、得意な200㍍に絞った。モットーは「できることは明日からではなく今から」。德地さんは「その姿勢が記録やフォームの向上につながっている」と背中を押していた。

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