【多数のキャップを浴びながら協力を求める3人=名張市朝日町で(キャップは撮影後に回収しました)】

図柄は「お楽しみ」

 三重県名張市の朝日公園(朝日町)を拠点に活動する若者グループ「へっぽこラジオ体操」が、8月23日までペットボトルのキャップを集めている。夏休みに合わせ、ラジオ体操に参加する子どもらと一緒に、大量のキャップを使ったモザイクアートを作る計画だ。

 同グループは、高校の野球部でチームメートだった同市の消防士、山下哲平さん(24)と中基紀さん(25)、会社員の岩本和磨さん(24)が2022年に立ち上げた。同公園で毎朝ラジオ体操を続けており、地域のイベントにも出演している。

 22年と23年、8月下旬にラジオ体操を交代で24時間続ける「24時間ラジオ体操」に挑戦。今年は更なるパワーアップを目指し、モザイクアートを制作することにした。作るのは2枚で、大きさは縦がいずれも1・8メートル、横が1・2メートルと2・4メートル。色合わせもこだわるため、1万個以上のキャップを集める予定だ。

 収集が進み次第、制作に取り掛かり、同24日午前7時20分から25日午前7時20分まで同公園で実施する24時間ラジオ体操の中で一気に仕上げる。図柄は「出来てからのお楽しみ」で、完成後は9月に市役所で展示する予定だという。

 モザイクアートに使用しなかったキャップは、発展途上国の子どものワクチン購入のための活動に寄付する。リーダーの山下さんは「ペットボトルキャップで地球を救う。協力をお願いしたい」と呼び掛けた。

 キャップは毎朝7時20分からのラジオ体操時にメンバーに渡すか、インスタグラムアカウント(@heppoko.rajiotaisou)からダイレクトメッセージで受け渡し日時を相談する。市役所などにも回収箱を設置している。

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