【教室で“子ども先生”を務める児童らと菅井さん(後列左から4人目)=名張市蔵持町里で】

 料理教室に通う児童が“子ども先生”として手本を見せる「能登半島支援チャリティーおとなと子どもの包丁教室」が、8月1日に三重県名張市蔵持町里の武道交流館いきいきで開かれる。参加無料。主催の名張市子育てサークル協議会では参加者を募っている。

 講師は、同市つつじが丘北4で「名張子ども料理教室リトルシェフ」を主宰する菅井美幸さん(56)。対象は未就学児、小学生とその保護者で、同教室で学ぶ高学年の児童たちの成長を促す目的もあるという。

 教室は午前10時から正午までで、包丁を上手に使うための6つのポイント、「包丁との3つのお約束」、包丁の持ち方や構え方などを教わり、包丁体験もする。会場には能登半島地震の支援チャリティー募金箱を設置する他、菅井さんの著書「はじめての包丁Book」を500円引きの1000円で販売し、収益を全額寄付する。

 参加予定の工藤雅士さん(9)は「包丁を使うことが増え、参加してみたいと思っていた」、城戸州さん(10)は「包丁でけがをしてほしくないし、安全に包丁を使ってほしい」、野田すみれさん(9)は「簡単なものはレシピを調べて自分でも作っている」と話した。

 菅井さんは「子どもが『包丁を使いたい』と言ったその時を逃さず、料理の世界の扉を開くきっかけになれば」と展望を語った。

 参加申し込みは、市ホームページ(https://www.city.nabari.lg.jp/)内の「子ども支援センターかがやき」のページから。

 問い合わせは同協議会事務局(0595・67・0250=同センター内)へ。

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