三重県名張市教育委員会は7月29日、小学6年生と中学3年生を対象にした国語と算数・数学の2024年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を発表した。同市では全国の平均正答率と比べ、小学校の国語が上回ったが、小学校の算数、中学校の国語と数学で下回った。
4月18日実施の全国学力テストは、同市内で小6は587人、中3は599人が受けた。結果は小6が国語68%(全国67・7%)、算数63%(63・4%)。中3が国語55%(58・1%)、数学48%(52・5%)だった。
同じ児童・生徒に焦点を当てた経年変化の分析では、中3は全国平均を100とした比率で国語が94・7%、数学が91・4%となり、3年前(国語97・4%、算数96・9%)より低下した。
同市教委は「中学校での指導の在り方を再分析し、授業改善などに取り組んでいかなければならない。学校間でも差があるため、弱みを重点的に指導し、土台をしっかり作って学習の定着を図りたい」としている。
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