【夜空を彩る花火=名張市新町で】

 三重県名張市の夏の風物詩「名張川納涼花火大会」(同実行委主催)が7月27日、開かれた。同市黒田の名張川左岸から打ち上げられた約4000発の大輪が夜空を彩り、大勢の市民らを魅了した。〈YouTubeで動画(https://youtu.be/mRjMIvrTQIw)〉

 82回目となる今年のテーマは「大輪の光に思いを乗せて」。メイン会場付近には多数の露店が軒を連ね、浴衣姿の家族連れやカップルらが楽しんでいた。実行委によると、会場付近で約8500人、近郊を含めると約6万人が観覧した。

 名張産業振興センターアスピア(南町)では、名張商工会議所青年部主催の関連イベント「なばりフュージョンナイト」が開かれ、訪れた人たちはカラオケやダンスなどのステージイベント、現代風にアレンジした盆踊り、飲食などを楽しんだ。

 花火打ち上げ開始の約30分前には「愛宕の火祭り」が営まれた。太鼓の音が響く中、愛宕神社(新町)の氏子らがみこしを先頭に名張川へ入り、たいまつを手に勇壮に渡河した。

「愛宕の火祭り」で太鼓の音が響く中、たいまつを手に名張川を渡河する氏子ら=同
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