第106回全国高校野球選手権(日本高野連・朝日新聞社主催)三重大会の準々決勝4試合が7月24日、県内2会場であり、伊賀地域6校で唯一8強入りした近大高専(名張市)は、今春の東海大会で準優勝した菰野(菰野町)と対戦。初回に先制し互角の戦いが続いたが、8回に犠飛で勝ち越しを許し、2‐4で敗れた。
2回戦で完投した近大高専の先発・武内義樹投手(2年)は最速145キロ前後をマークし、8回途中まで被安打8ながら3失点と力投。打線は初回、四球の走者を河口慶次郎選手(2年)、山中稜太捕手(3年)の連続安打で先制し、4回に逆転されるもその裏に山本浩輝選手(同)が同点適時打。8回に犠飛で勝ち越された後、2番手で登板した吉留勇太投手(同)がこの日最速の157キロを記録するも、9回に長打とバッテリーエラーで加点され、惜しくも4強入りを逃した。
試合後、武内投手は「打線の調子が良く、自分自身試合を作ることはできたが、四球も出して決めきれなかった。先輩方の思いも受け継ぎ、秋からしっかり勝っていきたい」と悔しさをにじませた。2安打の河口選手は「自分も皆も、狙い球を絞り、1球に集中して打席に入れた」、主将の倉好英徳選手(3年)は「2年半やってきたことがこの試合で出せた。選手たちには『ついてきてくれてありがとう』と伝えたい」と話した。
※試合結果などは「伊賀・名張の高校野球応援ブログ」(http://blog.livedoor.jp/iganabari_baseball/)に掲載予定
- Advertisement -