【練習の様子】

 三重県伊賀市を拠点に、70年以上前から活動を続けている演劇グループ「劇団上野市民劇場」の公演「なんでせんそうはおわらないの ウクライナの戦争と子供たちの平和を」が、7月28日に同市上野丸之内のハイトピア伊賀で開かれる。

 現在の団員は40代から80代までの男女8人。毎年の公演に向けて週2回の稽古に励み、「老い」や「戦争」など、その時々の社会情勢を反映したテーマで上演している。

 今回は、ロシアとウクライナの間で続く戦争の開始から2年が経ち、報道される機会も少なくなっていく中、「改めて戦争について一緒に考える機会にしたい」との思いから企画した朗読劇で、子どもたちが戦争について感じたことを書いた作文を元にしている。

 公演は午後2時と同6時30分からの2回。会費は500円。構成・演出も担当する福北辨さんは「今回の戦争は人ごとではない。一人でも多くの方に参加してもらえれば」と語った。

 問い合わせは福北さん(090・7697・8590)まで。

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