宮崎智生さん(32)
今年で創業155年を迎え、左官外構資材の販売などを手掛ける企業「伊勢丈」(三重県名張市八幡)の代表取締役。6月に5代目の父親から会社経営を引き継ぎ、環境リサイクルなど新事業にも挑戦している。「社員一人ひとりの個性を生かし、全員が楽しく豊かに働ける会社にしていきたい」と抱負を語る。
同市出身。子どものころから悩むタイプではなく、「即断、即決、即行動」を心掛けてきた。
2011年に伊賀地域の森林整備や環境保全などに取り組む組合に就職。行政機関に提出する申請書類の作成の他、測量調査の業務などを担当し、広大な山々を駆け巡った。
ハイカーが歩く散策路とは違い、調査の舞台は草木が生い茂る道無き険しい斜面。「足腰がすごく鍛えられた」と振り返る。
14年に伊勢丈へ入社。事務や配達、工事管理などの仕事をこなしつつ、経営についても学んできた。創業150周年の時には、6本の線で事業の広がりを表す新ロゴマークを考案した。
趣味は小学生の時から続けてきた釣り。滋賀県などに出向いて主にブラックバスを釣ってきたが、最近は多忙だったため「また行きたい」と考えている。
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