【上野-暁 1回裏、中前に抜けそうなライナーを好捕した上野・池住主将(左)=津市本町で】

 第106回全国高校野球選手権(日本高野連・朝日新聞社主催)三重大会の2回戦8試合が7月19日、県内4会場であり、上野(伊賀市)は暁(四日市市)と津市営球場で対戦。初回に先制を許しながらも、エース岡島圭成投手(3年)が8回まで要所を締める粘りの投球を続け、野手陣も随所に好守をみせたが、1‐3で敗れた。

 初回に暁に1点を先制された後は、6回まで互いに無得点。7回に暁の下位打線に長短打を浴びて差を3点に広げられたが、8回に代わった相手投手から代打2人が安打で出塁し、1番・坂田翼選手(同)が三遊間へ内野安打を放って1点を返した。上野は遊撃手の池住一輝主将(同)を中心に守備で3度併殺を完成させたが、攻撃面でつながりを欠き、逆転はならなかった。

 試合後、池住主将は「混戦になるのは予想していたので、とにかくエラーをしないことを心掛けた。1点取られた後は0行進でいけたが、(7回の失点は)エースが打たれたら仕方ない。ノックの成果が守備に出て、今までで一番良い試合だった」と振り返り、川邊優治監督は「1点目が遅くなったが、どこかで追いついておきたかった展開。8回は選手たちが良い流れを作ってくれた」と話した。

 同じく1回戦を突破している神村学園伊賀(伊賀市)、近大高専(名張市)は20日の2回戦に臨む。神村学園伊賀‐白子(鈴鹿市)は津市営球場で、近大高専‐久居農林(津市)はドリームオーシャンスタジアム(県営松阪球場)で、試合開始はいずれも午前8時45分。

※試合結果などは「伊賀・名張の高校野球応援ブログ」(http://blog.livedoor.jp/iganabari_baseball/)に掲載予定

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