【手作りの洋服を紹介する福山さん】

 あなたのための一着を作りたい――。三重県名張市丘桔梗が丘西3の福山智恵子さん(66)は、着る人の体型や好みに合わせた、トータルコーディネートで提案する洋服作りを楽しんでいる。

 大阪市の専門学校で洋裁を学び、結婚・出産後は自身や子どもの服を作って楽しんでいた。1992年に名張へ転居し、2003年から7年間、奈良県橿原市でカットソー教室のインストラクターを務めた。その後も仕事の傍ら洋服作りを楽しむ中で、その着心地の良さから繰り返し依頼してくれる、近所の人たちに支えられてきたという。

 取り寄せたパターンをその人ごとの体型に合わせて改良し、ニット素材で作るのが主流だといい、パンツやプルオーバー、コートなど、レパートリーは幅広い。「ちょっとおしゃれで肩ひじ張らずに着られる服や、お出掛けと日常の中間のような服は、実は自分が着たいものでもある。皆さんのお気に入りを見つけに来て」と話していた。

 福山さんは、名張市蔵持町里の武道交流館いきいきで第3日曜に開かれる「手づくり市『なばコミ!』」に「ちえ工房チョキチョキ」の屋号で今年6月から出店しており、7月21日はTシャツやブラウス、ワンピースなどの新作や、幅広い年齢層に合わせた夏向けの涼しい品を十数点並べる予定。時間は午前10時30分から午後4時。

 同イベントの問い合わせは下猶さん(080・6919・8863)まで。

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