三重県名張市の特産品「美旗メロン」の販売が7月15日に始まり、直売所が設けられている同市上小波田のJAいがふるさと南部カントリーエレベーターでは、一時100人近くが列を作った。販売期間は8月10日ごろまでの見込み。
市東部の美旗地区で公民館サークルの活動の一環として1995年に生産が始まり、2005年にはJAの美旗メロン部会が発足。13年には地域団体商標にも登録された。甘みや香りの特徴が異なる青果肉と赤果肉の2種類があり、現在は美旗地区と近隣の8軒が栽培・出荷している。
JA担当者によると、販売期間の前半は贈答用、後半は家庭用の需要が多くなるといい、バラ売りはSサイズから5Lサイズまである。同部会の岡山浩司部会長(51)は「天候や気候が年々不安定になり、安定した品質や収穫量を維持するのが難しくなる中で、それぞれが一生懸命育ててきた。食べごろの時期を表示しているので、一番いいタイミングで食べてもらえたら」と話していた。
直売所は午前9時20分にオープンし、当日分が無くなり次第終了。同8時30分から整理券を配布する。出荷状況によって不定休。価格は2玉箱入り2Lサイズ(1・4から1・6キロ)4900円、バラ売り3Lサイズ1玉2500円などで、支払いは現金決済のみ。配送の場合は別途料金が必要。
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