投資詐欺の被害を未然に防いだとして、三重県警名張署は7月12日、名張市新田の美旗郵便局に署長感謝状を贈った。
同署などによると6月25日午後1時すぎ、市内の70代女性が「リフォーム代で1000万円を振り込みたい」などと窓口を訪問。話を聞いた住矢斉局長(46)は、振り込み額が高額だったことや契約書を持っていなかったことなどから詐欺被害を疑った。県警から配布されている詐欺被害防止の「声掛け支援ボード」を活用しながら説得を続けるとともに同署に通報し、被害を未然に防いだ。
女性が振り込もうとした目的は、本当はリフォームではなく株式投資で、無料通信アプリ「LINE(ライン)」のグループを通じて面識のない相手から話を持ち掛けられていた。
同署であった贈呈式で、嶋田敏署長から感謝状を受け取った住矢局長は「お客さまに被害が無くて本当に良かった。今後も気を付けていきたい」と話した。
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