三重県伊賀地域と近隣で活動する若手の画家、造形作家ら14人の作品を一堂に集めた「feel the artパート1小作品展」が、7月13から21日まで、伊賀市上野丸之内のギャラリー是空で開かれる。入場無料。
愛知県一宮市在住で、名古屋芸術大学大学院で日本画の成り立ちや変遷などを研究している新井謙成さん(24)は、自身も描き手として「自分なりに解釈した日本画」を披露。夫婦で陶芸を生業とする伊賀市島ヶ原の石井郁子さん(45)は絵付が特徴的な器やオブジェなどを展示する。少女を主人公にイラストや水彩・アクリル画を描いている同市上野田端町の井ノ上豪さん(52)は、ポストカードサイズの少女や花の作品を用意。
仏師として約30年重ねた経験を基に彫刻家としても活動する兵庫県西宮市の伊原栄一さん(54)は、優しい質感の仏像の手に愛らしい表情の動物などを合わせた独自の世界を生み出している。
他の出展者は以下(五十音順、敬称略)。
長船侍夢(油彩画家)、角谷真人(彫刻家)、高橋由紀子(陶芸家)、田槙奈緒(美術作家)、ノア(日本画家)、西口真由(日本画家)、畠知良(画家)、百上奈歩(油彩画家)、八幡満(造形作家)、横田千明(乾漆彫刻家)
今回は計100点近くが並ぶ予定だといい、同ギャラリーを運営する杉野薫さんは「来館される方や作家さん同士がつながり、伊賀からさまざまなアートを発信する機会にしたい」と話していた。また、8月中旬からは第2弾として、市内外の芸術家16人による小作品展を予定している。
時間は午前11時から午後6時(最終日は同5時)まで。
問い合わせは同ギャラリー(0595・21・8818)へ。
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