【伊賀署庁舎=伊賀市四十九町】

警備課長 小西幸宣

 平素から警察活動にご理解とご協力を賜り感謝申し上げます。私ども警備課では、警衛・警護やテロの未然防止対策の他、自治体などの関係機関と連携した災害対策を推進しています。今月は、災害への備えを説明します。

 本年1月の能登半島地震では大きな被害が発生しましたが、三重県でも南海トラフ地震の発生が懸念されており、伊賀市では理論上最大で震度6強の揺れが予想され、道路への影響や建物倒壊などの被害の発生が危惧されます。また、年々勢力を増す台風や豪雨による水害、土砂災害などが、全国各地で発生しています。

 このように大規模災害がいつ、どこで発生してもおかしくない状況が続いており、伊賀市も決してひとごとではなく、いざという時に困らないよう普段からの事前の備えが重要となります。

 電気やガス、水道などのライフラインが止まった場合に備えて飲料水や保存がきく食料の備蓄、自宅が被災した場合に備えて懐中電灯、携帯ラジオ、予備電池、携帯充電器、救急セット、ウェットティッシュをあらかじめリュックサックなどの非常持ち出し袋に詰めておき、いつでも持ち出せるようにしておいてください。

 家族で避難場所や避難経路を決めておくことや、別々の場所にいる時に災害が発生した場合でもお互いの安否が確認できるよう、災害用伝言ダイヤル「171」や災害用伝言板などの活用方法の確認もしておいてください。

 気象情報などの防災情報は、三重県が運営する防災情報アプリ「防災みえ」や伊賀市防災・情報アプリ「ハザードン」などで確認することができます。

 備えは災害が発生してから準備を始めても間に合いません。事前の備えをお願いします。

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