【小玉スイカの実り具合を確かめる田上さん=名張市鴻之台4で】

 「空中栽培」の小玉スイカを手掛ける三重県名張市の農業生産法人「風農園」が、クラウドファンディング(CF)に初挑戦している。CFサイト「CAMPFIRE」の専用ページ(https://camp-fire.jp/projects/view/761464)から。

 風農園は2020年、空中栽培を本格的に開始。地上1メートル以上の高さに据えたプランターを利用して水や養分を調節し、ネットに入れたスイカをつり下げて栽培している。

 21年には冬の出荷も開始。昨年はスイカを割ることなく測定できる糖度計を導入し、糖度を表示して販売することで付加価値を高めた。栽培する品種は小さな種ごと食べられる「ピノ・ガール」で、糖度12・5度以上を出荷基準としている。

 代表の田上堅一さん(50)は生産物をアート作品と表現し、「品質を保ちながら周年栽培を実現させたい。贈る人、贈られる人の双方に満足して頂けるハイブランドを目指す」と話した。

 問い合わせは同農園(080・5158・3576)まで。

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