【一見知事(左)と岡本市長=伊賀市四十九町で】

 三重県の一見勝之知事と伊賀市の岡本栄市長が7月3日、同市四十九町の県伊賀地域防災総合事務所で「これからのまちづくり」をテーマに意見を交わした。

 この取り組みは知事と市町長が対話を通じてパートナーシップを深化させ、地域課題に対する共通認識の醸成を目的に実施しており、今年度は伊賀市で4か所目。この日は防災や少子高齢化・人口減少、観光、交通、広域連携などについて話した。

 防災では、一見知事が能登半島地震の被害状況などから木造住宅の耐震補強の重要性に触れ、「6月補正で予算を計上し、補助制度を作った。市町にもタイアップした制度をつくってもらいたい」と協力を求めた。岡本市長は「耐震は重要」と理解を示した。

 また、岡本市長からは「伊賀のナンバープレートを作りたい。市町村合併前ならよかったが、要件緩和してもらわないと。1つのアイデンティティーをつくっていくことは大事」と助言を求めた。就任前に国交省で自動車局長を務めた一見知事は「全国で同じような課題がある。基準を見直してもらうとできると思うが、車両の数をクリアしなくてはいけない。アイデンティティーは非常に重要」と答えた。

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