20年ぶりとなる新紙幣が7月3日、発行され、流通が始まった。関係機関は、新紙幣の発行に便乗した特殊詐欺などへの注意を呼び掛けている。

 新紙幣は、1万円札が日本資本主義の父・渋沢栄一、5000円札は女子高等教育の先駆者の津田梅子、1000円札は細菌学者の北里柴三郎の肖像が描かれている。

 国民生活センターによると、予想される便乗詐欺の手口は「旧紙幣は使えない」「新紙幣と交換する」などと紙幣をだまし取ろうとするもの。同センターは「新紙幣発行後も、現在の紙幣は使える」「金融機関や行政機関が新紙幣について交換を求めることはない」と呼び掛けている。

 電話相談は消費者ホットライン「188」または、警察相談専用電話「#9110」へ。

- Advertisement -