三重県は7月3日、食中毒を引き起こす微生物が繁殖しやすい気象条件になっているとして、今年初めて食中毒警報を発令した。警報の有効期間は同日午前11時から48時間。県では、生鮮食品の保管時の温度管理や、加熱が必要な食品の取り扱い、調理後の食品の保管などに十分注意するよう呼び掛けている。
県内の3日午前9時現在の気温は、伊賀市上野で28度、湿度は82%で、予想最高気温は35度。県食品安全課によると、同警報の発令基準のうち「24時間以内に急激に気温が上昇し、その差が10度を超えることが予想される場合」に該当しているという。
県内で今年発生した食中毒は3件(患者数105人)で、4月以降は1件。前年中は8件発生し、患者数は計332人だった。昨年も今年と同じ7月3日に1回目の警報が発令されていたた。
- Advertisement -