【地元に帰郷し海外移籍1年目を振り返った町野さん=伊賀市四十九町で】

 三重県伊賀市出身のプロサッカー選手で独ブンデスリーガ2部の「ホルシュタイン・キール」でプレーする元日本代表の町野修斗さん(24)が6月20日、同市役所を訪れクラブ史上初の1部昇格が決まったことや海外移籍1年目の手応えについて話した。

 町野さんは昨年7月にJ1湘南ベルマーレから4年契約で完全移籍。今季はリーグ34試合で31試合に出場し、5ゴール4アシストを記録した。1900年創設のチームは18チーム中2位でシーズンを終え、1部への自動昇格を決めた。

 ドイツでの1年目を振り返り「個人として目標の結果は残せなかったが、ファーストタッチやパスの精度など技術面は通用した。常にアタックとカバーの激しいサッカーだったが、けがしなかったのは良かった」と振り返った。ドイツ北部にある本拠地のキール市の印象について「海があって湘南を思い出した」と話した。

 8月に開幕するリーグに向け、来週の26日にドイツへ戻る。「(昨季の1年間は)日本代表に選ばれず悔いが残った。自分次第で代表入りできると思っている。6万から7万人が入るスタジアムでの試合も多く楽しみ」と抱負を語った。

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