三重県伊賀市の上野商工会議所が中心となり市内21の各種団体で組織する「名神名阪連絡道路早期実現の会『いが』」が6月19日、同市上野丸之内のハイトピア伊賀で2024年度の総会を開き、建設促進に向け県内区間3キロを含む滋賀県甲賀市の国道1号まで約10キロの早期整備を強く望むとする決議を採択した。
三重と滋賀両県を南北に結ぶ名神名阪連絡道路は、国土交通省が伊賀市柘植町の上柘植ICから滋賀県東近江市(名神高速八日市IC付近)までの延長約30キロを重要物流道路の計画区間に指定。雨量規制の区間を設けている名阪国道ではたびたび通行止めが発生することから、同会では非常時の道路網を多重化するためにも一部区間の早期整備を訴えている。
同会の設立は昨年10月。総会の冒頭、上野商議所の会頭で同会の田山雅敏会長は「この地域は物流基地や内陸型の工場立地が十分考えられるエリア。この道路はいろんな意味で夢がある。伊賀の活性化には不可欠で。皆の力で強力に推し進めたい」とあいさつした。
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