スポーツを通じた地域の子どもたちの育成に役立ててもらおうと、三重県名張市八幡の自動車部品メーカー「ボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパン」が伊賀・名張両市にそれぞれ100万円を寄付した。両市が6月19日、同社に感謝状を贈呈した。
同社が無災害労働時間通算100万時間を達成し、米国本社から受けた賞金2万ドル(日本円で約300万円)を支援に充てた。100万時間は、2023年末までの約1年間における従業員約490人の労働時間の累計で、受賞は連続となる。寄付先は、従業員へのアンケートで決めた。
名張市役所で開かれた感謝状贈呈式で、北川裕之市長は「素晴らしい事業所が市内にあり、大変誇りに感じる。名張はホッケーのまちを掲げており、子どもたちが体験するための事業に活用したい」と述べた。韓国出身で今年4月に就任したチョイ・クワンウン社長は「体験を通じて、ホッケーがより人気のあるスポーツになれば」と思いを語った。市は用具の購入費用などに充てる方針。
同社は両市の他に、能登半島地震の被災地復興のため、石川県にも寄付したという。
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