生まれ変わった私たちを見てほしい――。三重県名張市を拠点に活動する「混声合唱団コーロ・Gui」が今年、結成30周年を迎える。6月23日午後2時から、同市松崎町のadsホールで記念コンサートを開く。
同合唱団は1994年の結成以来、夏と冬の公演や福祉施設での慰問演奏の他、最近では「コーラスの散歩道」と題して県内外へ出張コンサートも行っている。演奏会では、演劇仕立ての楽しい舞台を披露し、固定ファンも多い。今は20歳から90歳代の20人が所属している。
4年前に団の創設者でもある小柴信之さんが亡くなってからは指導者なしで活動してきたが、昨夏から津市を拠点にする合唱団「うたおに」の元メンバー、内海広さんを指導者に迎えている。
当日は2部構成。1部は、新生した姿を劇仕立てでコミカルに構成し、メンバーが熱演する。2部は、関係のある12の合唱団が友情出演し、「ルック・アット・ザ・ワールド」「数え歌」などを100人以上で合唱する。また、「うたおに」と神戸市の混声合唱団「Parsley」とのコラボ演奏もある。ピアノ伴奏は桂富佐さん。
団長の橋口牧子さんは「多くの新メンバーが加わり、生まれ変わった。30年間の感謝を込めて、今の私たちを見てほしい」と話す。
指揮する内海さんは「人の和を大事にしてこられた小柴さんのおかげで多くの仲間が集まってくれた。コーロ・Guiならではの持ち味をこれからも大事にし、お客さまを幸せな気持ちにさせる音楽を届けたい」と話している。
入場料は一般1000円。高校生以下500円。
問い合わせは橋口さん(090・1474・6540)まで。
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