女子サッカー・なでしこリーグ1部11節が5月26日、宮崎県のいちご宮崎新富サッカー場などで5試合あり、伊賀FCくノ一三重はヴィアマテラス宮崎に1‐0で勝利した。全12チームの対戦が一巡し、くノ一はリーグ前半を4勝1分6敗、順位は前節から変わらず8位で折り返した。

 ホームで逆転負けだった前節からどう立て直すか。下位に低迷するくノ一が、開幕から10戦全勝の首位で今季1部初昇格の宮崎を開幕戦以来の零封で破った。

 決勝ゴールは0‐0で迎えた後半13分、直接フリーキックのチャンスに、敵陣左サイドからDF秦美結が右足で放った球が相手ゴールキーパーのミスを誘い、ネットを揺らした。この日のシュート数は宮崎の13に対し、くノ一は3と圧倒的に少なかったが、チームの主軸の一発で不振にあえずチームに勝利を呼び込んだ。

 試合後、秦は「勝ち切れたこと、無失点で終われたことがすごくうれしい。相手は首位で勝ち続けてきたチーム。やっぱり強かったし、ほとんどが相手の時間だったかもしれないけど、1人1人が身体を張って目の前の相手に気持ちで負けてなかった試合だったと思う」とコメントした。

 6月9日の次節は伊賀市小田町の上野運動公園競技場で日体大SMG横浜と対戦する。

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