有森航希さん(28)
今年4月に三重県名張市百合が丘西1にオープンした「ありもり整骨院」の院長。子どもから高齢者まで、「地域の人たちが悩みを気楽に相談できる場所」を目指す。
名張市出身。小学生のころから野球に打ち込み、中学から名張桔梗丘高校(現・名張青峰高校)時代まで野球部に所属。卒業後の進路に悩んでいたところ、けがの治療で通っていた地元の整骨院の院長に声を掛けられ、柔道整復師を目指すことを決めた。
高校卒業後、大阪の専門学校で3年間学び、通っていた整骨院で手伝いも始めた。国家資格を取得した後は名張市内の整骨院で7年ほど勤め、利用者とのコミュニケーションと施術の腕を磨いた。
開業した同院では打撲や骨折などけがの対応の他、ちょっとした体の痛みや不調の相談も受け付けている。施術前のヒアリングでは利用者に分かりやすい説明を心掛け、日常的な会話から悩みの原因を探る。通院する利用者の状態が良くなる過程を見るのがやりがいだそうで、「楽になった」の一言が何よりうれしいそうだ。
体を動かすことが好きで、休日には友人らと作ったソフトボールチームで試合を楽しむ。
2024年5月11日付867号11面から
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