三重県名張市内を流れる名張川で5月16日、名張川漁業協同組合がアユの稚魚約450キロを放流した。アユ釣りの解禁は6月22日。
この日、組合員8人がトラックで運ばれてきたアユの稚魚を、バケツなどを使って8か所で次々に放流した。同漁協によると、放流したアユは体長10から15センチで、滋賀県の琵琶湖産。解禁日には16から20センチまで成長するという。
組合は今後もアユの稚魚を放流する計画で、5月下旬に和歌山県の海産約200キロ、6月上旬に琵琶湖産の約450キロを予定。放流する量はこの日を含めると計約1・1トンとなる。理事の杼森常美さん(73)によると、海産のアユは闘争心が強く、友釣りで釣りやすい。高山ダムからの天然アユの遡上も多数確認しているという。
遊漁料は年間券1万1000円、1日券3000円など。市内の釣具店の一部で販売する。同漁協のホームページ(http://www.nabarigawa-gyokyo.jp/)では、釣り場マップなどが公開されている。
問い合わせは同漁協(0595・64・7722)まで。
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