建築業の萩森氏が立候補表明　伊賀市長選

　任期満了に伴う11月投開票の三重県伊賀市長選挙に建築業の萩森正治氏（43）＝阿保＝が5月13日、無所属での立候補を表明した。

　萩森氏は名張西高から愛媛大に進み、大阪大学大学院を修了。会社員を経て、2015年10月から父親の元で建築工事などに従事している。

　現市政に対しては、18歳成人式の実施や青山保健センタープールの廃止決定を例に挙げた上で「結果ありきで物事が決まり、歪みが生じている。なぜ当事者の話を聞かないのかと疑問を持った」と指摘。「市民との対話を重視する行政に改善したい」と述べた。

　基本政策には人口減少対策を第一に掲げる。具体的な政策では、18歳成人式から20歳の集いに変更▽旧上野市庁舎への新図書館移転を白紙撤回▽支所などに意見箱を設置し、回答を動画配信▽随意契約を含む公共事業の原則公開▽市長の給料とボーナス50％カットの5つを挙げた。

　市長選の立候補表明は市議の浜瀬達雄氏に続き、萩森氏が2人目。