【7試合ぶりの白星を呼び込む先制弾を決めたくノ一FW正野(中央奥)=くノ一提供】

 女子サッカー・なでしこリーグ1部の伊賀FCくノ一三重は5月11日、大阪府吹田市の万博記念競技場でスペランツァ大阪と対戦し、2‐1で7試合ぶりに勝利した。9節終了時の通算戦績は3勝1分5敗で、順位は前節の12チーム中9位から7位に上がった。

 くノ一は前半37分、3試合ぶりに先発したFW正野瑠菜の今季初ゴールで先制した。マークを外してニアサイドに走りこんだ正野がクロスボールを落ち着いて足元でコントロールし、左足で決めた。

 追加点を奪ったのは後半11分。正野とツートップを組んだFW西川明花がスぺ大阪のクリアミスを突いた。くノ一はその2分後に1点を返されたが、そのまま逃げ切った。

 これまで後半途中からの起用が多かった正野は「いつもと違うこのタイミングで自分が出るってことは、なにかメッセージがあると思ったので、チームの雰囲気や流れを良くするために違いを出そうと思っていた」とコメント。先制点の場面については「クロスの入り方や動き直しを意識していて、そこに味方がボールをしっかりつないでいいパスを出してくれたので決められた」と振り返った。

 19日午後1時からの次節は伊賀市小田町の上野運動公園競技場であり、静岡SSUボニータと対戦する。

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