「仕事続けたい」癒やしのサロン営む 大村朝代さん(76)
「人生100年時代、出来る限り皆さんに喜んでもらえるよう仕事を続けたい」。美容師歴は61年。この世界に憧れたのは、小学生のころ、近所の家でかっぽう着姿の美容師がてきぱきと綿帽子や着付けの支度をしていた姿を見たことだった。
御杖村出身で、中学卒業後は大阪の美容室に住み込みで8年間働いた。結婚に伴って名張市へ転居し、1979年に同市夏見で美容室を開業。5年後の84年には富貴ケ丘に新店をオープンした。現在は道向かいに移転し、「時には健康体操もするなど、皆が集まる癒やしのサロンのよう」という店には、市内外からさまざまな人が通っている。
エステやフェイシャルマッサージなどの資格も20代で取得した。少し足のしびれはあるものの、「大したことは無い。楽しんで仕事をさせてもらっている。夫にも送迎などを手伝ってもらい、感謝している」と話す。
植物の栽培も
庭ではバラやアジサイなどを育て、屋内でも観葉植物の世話に余念が無く、休日にはドライブにも出掛ける。「美容や健康の面でお客さまに元気になって帰ってもらえる、明るい店を目指している。体にも気を遣いながら、これからも皆さんと一緒に頑張れたら」と語った。
2024年4月27日付866号10面から
- Advertisement -