交通課長 田畑賢一
ゴールデンウィークを控え、多くの方が遠方への旅行などを計画されていることと思います。ゴールデンウィーク中は、車の移動により交通量は増加しますし、加えて普段は車を運転しない方や地理に詳しくない方などが車を運転することにより、交通の流れも大きく変わります。
結果として、5月は交通人身事故が多く発生する月となっており、県下における交通事故統計を見ますと、昨年5月には1年間を通して2番目に多く交通人身事故が発生し、5人の方が交通事故で命を落とされています。
遠方に出かける際の交通事故防止対策として「時間にゆとりのある運転計画を立てる」、「カーナビのみに頼ることなく事前に経路を確認しておく」「制限速度を守り、車間距離を広くとる」「長距離を運転する場合や、疲労を感じた際はこまめに休憩をとる」ことが重要となってきますので、皆さまには確実に実践して頂きたいと思います。
交通事故は、誰もが起こそうと思って起こしているのではなく、ほんの数秒にも満たない気の緩みにより発生しています。交通事故の恐ろしいところは、そのわずかな気の緩みが、時には人の命を奪うという極めて重大な結果を招いてしまうことです。皆さまには、交通事故の恐ろしさを常に意識して頂き、交通事故で悲しむ人が生じないよう、交通事故防止に向けた行動を徹底して頂きたいと思います。
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