【練供養の様子(2017年撮影)】

 三重県伊賀市長田の西蓮寺で、4月14日午前10時30分から「二十五菩薩練供養」が5年ぶりに営まれる。正午からは紅白の餅まきがある。

 二十五菩薩練供養は、臨終の際に阿弥陀如来の命を受けた二十五菩薩が現世に迎えに来て、極楽浄土に導く慈悲救済の姿を具現化したもの。当日は境内の蔵心院から本堂まで長さ約100メートルの雲上橋を設け、黄金色の仏面をかぶり菩薩を演じる檀家ら25人や僧侶、稚児が練り歩く。

 天台真盛宗別格本山の同寺で始まったのは1807(文化4)年。途絶えた時期もあったが、2007年に復活した。今後は4年に1度の開催となる。山本純裕住職は「新型コロナウイルス感染症の影響で、20年から4年間は中止になった。久しぶりの開催なので、ぜひお参りを」と話した。

 問い合わせは同寺(0595・21・0467)へ。

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