三重県の伊賀市立中学校10校のうち9校では今年度から、デザインを統一した新しいブレザー型の制服が導入された。4月8日の入学式では、新入生たちが新しい制服に身を包み、式に臨んだ。
制服は昨年に実施した「新制服デザイン総選挙」で、児童や在学中の生徒、保護者らによる投票で決まった。紺色のジャケットとグレー色でチェック柄のスラックス、スカートの組み合わせで、リボンやネクタイの色は学校ごとに異なる。
市立霊峰中学校(新堂)の入学式では、新入生49人が会場の体育館に入場すると、在校生や保護者らが拍手で迎えた。市教育委員会は2029年度までを移行期間として従来の制服も着用できるとしており、詰襟やセーラー服姿の新入生も少数いた。
式では辻晃子校長が「これからの中学校生活を充実したものにできるよう、努力していきましょう」とエールを送り、新入生代表の東楓太さん(12)は「中学生としての責任と自覚を持ち、勉強に部活動に全力で取り組む」と誓いの言葉を述べた。
入学式の後、ブレザー型を着た新入生は制服について「チェックの柄が良いと思った」「セーラー服も着てみたかった」などと話していた。
上野南中は以前からブレザーを導入済み。
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