伊賀の伝統ある旧藩校で、時空を超えた音、土、花の芸術をー。芭蕉翁生誕380年記念事業の一つとして、4月13、14日に史跡旧崇広堂(三重県伊賀市上野丸之内)講堂で「和×洋スペシャルコラボコンサート 伊賀の音・土・花空間わびさび2024春」と題した催しがある。
同市在住のピアニストの桂富佐さんが邦楽家や陶芸家らに声を掛け、3つの芸術を同時進行で表現するコラボコンサートとして企画した。出演は、伊賀邦楽会の川口加代子さん(三弦)、稲住邦子さん(箏)、「きらり四重奏」の水谷万里子さん(バイオリン)、藤原靖子さん(声楽)、鷲野高明さん(コントラバス)、桂さん、伊賀陶芸会、未生流の北寺眞弓さん。
内容は、三弦と箏の邦楽演奏、バイオリン・コントラバス・ピアノ・声楽の四重奏などで、これら和洋の楽器がジョイントする演奏と同時に、展示している伊賀焼の花器に北寺さんが生け花ライブパフォーマンスも。演目は「G線上のアリア」、組曲「四季頌」より「春」、「春の海」、地唄「黒髪」など8曲を予定している。
桂さんは「伊賀には伝統ある多くの文化が根付いている。洋楽と邦楽、伊賀焼と生け花とコラボすることよって生まれる新たな魅力を楽しんでほしい」と来場を呼び掛けた。
両日とも午後6時開演。入場料は1500円で、チケットは旧崇広堂の他、市文化会館、青山ホールで販売している。
問い合わせは、伊賀の音・土・花空間実行委員会事務局(090・8954・6858)まで。
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