【のぼりを持ちドライバーに安全運転を呼び掛ける参加者ら=伊賀市四十九町で(ナンバープレートを画像加工)】

 春の全国交通安全運動が4月6日から始まるのを前に、三重県伊賀市四十九町の県伊賀庁舎駐車場で5日、市民の意識高揚を図るための出発式があった。運動期間は15日までの10日間。

 出発式には県市や警察、地元交通安全協会、運送業などの関係機関から約90人が参加。伊賀署によると、今年1月1日から4月4日までに管内で発生した交通事故は総件数610件(前年同期比83件減)、人身事故32件(同6件減)、死者ゼロ(同1人減)、負傷者42人(同1人減)だった。

 同署の井澤勝巳署長は「この運動が交通事故の発生を未然に防止させる絶好の機会と捉え、飲酒運転や速度超過など重大事故に直結する悪質危険な違反に重点指向した交通取り締まり、高齢者や子ども、自転車利用者らに対する交通安全教育を積極的に推進していきたい」とあいさつし、協力や理解を求めた。

- Advertisement -