【伊賀署庁舎=伊賀市四十九町】

交通課長 岩越政智

 2023年中における伊賀署管内の交通事故は、総事故件数2588件(前年同期比236件増)、人身事故146件(同43件増)、負傷者数178人(同56人増)、物件事故件数2442件(同193件増)でした。交通事故死者数については2人(同3人減)で、2人とも高齢者の方がお亡くなりになられています。

 人身事故では追突が49件、出会い頭が43件と大半を占め、178人の負傷者数のうち、高齢者は34人となっています。路線別では国道422号が22件、国道25号が20件、国道163号が12件、国道368号が10件と人身事故の半数が国道での事故になります。

 また、2442件発生した物件事故のうち、1178件が車両単独の事故になります。

 これらの特徴を踏まえ▼しっかり前を見て運転する▼前車との車間距離を十分取る▼速度を出し過ぎない、などに注意して安全運転に努めて頂きますようお願いします。

春の全国交通安全運動

 4月6日から15日までの10日間、2024年春の全国交通安全運動が実施されます。運動の重点は▼子どもが安全に通行できる道路交通環境の確保と安全な横断方法の実践▼歩行者優先意識の徹底と「思いやり・ゆずり合い」運転の励行▼自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルールの遵守となっています。

 この他、当県では信号機の無い横断歩道での歩行者保護の施策として「横断歩道“ハンドサインキャンペーン”」「まもってくれてありがとう運動」「ACTION38キャンペーン」を実施中です。春の全国交通安全運動が実施される4月は新入学期と重なり、子どもに関連する歩行者の人身事故が増加する傾向が認められます。一人ひとりが交通ルールを守り「思いやり・ゆずり合い」を心掛け、安全運転に努めましょう。

2024年3月23日付864号22面から

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