津地方気象台が三重県の桜(ソメイヨシノ)の開花を発表した3月30日、伊賀地域でも桜のつぼみがほころび始めた。白や薄いピンク色の小さな花が、春の訪れを告げている。
名張市立図書館(桜ケ丘)近くの桜並木では同日正午ごろ、10輪ほどが確認できた。伊賀市の上野公園(上野丸之内)では午後3時30分ごろ、上野城天守閣付近に植えられたウスズミザクラが5、6輪の花を付けていた。公園を訪れ、花を見つけた人たちは「小さいけど奇麗」「満開になったらまた来たい」と話していた。
この日、上野特別地域気象観測所(同市緑ケ丘本町)では同2時17分に最高気温22度を観測。4月下旬並み、今年一番の暖かさとなった。
同気象台によると、県内のソメイヨシノの開花発表は昨年より8日、平年より1日遅かった。
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