三重県名張市の社会奉仕団体・名張ライオンズクラブ(LC)は3月25日、病気で髪を失った子どもらに医療用ウィッグを無償提供する「ヘアドネーション」を題材にした絵本計114冊を市に寄贈した。
寄贈したのは、ヘアドネーションに挑戦する男の子を描いた「ぼくが髪を伸ばすわけ」と、ウィッグを受け取る女の子を描いた「わたしが夢をかなえたわけ」が各57冊。2つの本は対の関係で、愛知県の作家が手掛けた。
市役所であった寄贈式で、同LCの若松大介会長は「小さい時から他者を思いやる気持ちを持ってもらいたいと考え、寄贈することにした」とあいさつ。北川裕之市長は「有効に活用させて頂きたい」と感謝した。
絵本は市内の小中学校計19校に各3冊ずつ配布される。
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