【 写真を紹介する山口館長＝名張市桜ケ丘で】
三重県名張市制施行70周年を記念した「名張のあゆみ展」が4月10日まで、市立図書館（桜ケ丘）で開かれている。観覧自由。
同市は1954年に名賀郡名張町、滝川村、箕曲村、国津村が合併して誕生。街並みの変遷などを、写真パネル45点とアルバム10冊などで振り返る。
展示では、初期の市役所に職員が看板を設置する場面や仮装した市民が参加した記念パレードの風景に始まり、警察署や銀行、映画館などの建造物、にぎわう駅前や商店街、働く人々など、名張の昔の様子を見ることができる。59年の伊勢湾台風の被害状況と、50年後の同じ場所とを比較した展示もある。
同館の山口浩司館長（55）にとって思い出深いのが、78年に市民野球場で行われた阪神対近鉄のオープン戦の写真だ。野球少年だった山口館長は、掛布雅之選手らに憧れて現地で観戦したと懐かしむ。
山口館長は「写真を見て頂き、それをきっかけに周りの方といろんなことを語り合ってほしい」と話した。
問い合わせは同館（0595・63・3260）まで。
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