依那古桜祭り30日　キッチンカーやフリマも　伊賀

　桜の名所として知られる三重県伊賀市依那古地区の木津川堤防沿いには、35年前の河川改修時に住民が植えた約150本の桜が南北約1・5キロにわたって連なる。3月30日に開かれる「第18回依那古桜祭り」には、キッチンカーやフリーマーケットなどが出店し、さまざまなパフォーマンスも繰り広げられる。来場自由、荒天中止。

　催しは午前10時から午後3時まで。キッチンカーではカレーやから揚げ、たこ焼き、カステラ、クレープ、和菓子などを販売。フリーマーケットには木工やアクセサリー、雑貨などが並ぶ予定。シャボン玉パフォーマンスや歌のステージも披露される。

　当日は、「依那古語り部の会」が主催する、地域の歴史や文化に触れる「依那古おはなしウォーキング」も同時開催。伊賀鉄道市部駅前へ午前10時に集合し、語り部の解説を聞きながら、市部・沖地区の史跡、道しるべ、石碑などを巡り、午前中に桜祭り会場まで歩く。参加費は500円で、事前申し込みが必要。

　また、3月22日ごろから4月初旬までは、日没後に堤防沿いの桜並木をライトアップする予定。

　依那古地区住民自治協議会事務局の西祐治さんは「先人の方々が植えた桜を多くの方に楽しんで頂けたら」と来場を呼び掛けた。

　問い合わせ、申し込みは依那古地区市民センター（0595・37・0025＝平日）まで。