三重県名張市松崎町のadsホールで3月10日、名張商工会議所創立65周年を記念し、昨年にデビュー100周年を迎えた同市生まれの推理作家、江戸川乱歩(1894‐1965)に関するイベントが開かれた。
イベントには約400人が参加。午後1時からの第1部では会員企業の優良従業員表彰があり、同商議所の亀井喜久雄会頭らが、勤続年数10年以上の55人を讃えた。
第2部では、地元ケーブルテレビ局が制作した乱歩のドキュメンタリー「The World of RAMPO」を上映。乱歩の孫である平井憲太郎さんによる「フリーターから大乱歩へ」と題した講演では、当時の家族写真などをスクリーンに映しながら、乱歩の10年以上のフリーター生活から作家として大成した後の活動までを語った。
また、会場には乱歩ファンとして知られる俳優の佐野史郎さんも訪れ、乱歩の短編「白昼夢」を朗読。平井さんと乱歩について語る対談もあった。
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