三重県伊賀市が新芭蕉翁記念館の機能を含む美術博物館基本構想の中間案に対する意見(パブリックコメント)を3月26日まで募集している。
中間案は学識経験者や公募委員の市民ら13人による同市美術博物館建設準備委員会が取りまとめた。建設候補地は、1万2480平方メートルと広い敷地面積があることなどから同市上野丸之内の「桃青中学校跡を優位」とした。
開館時期は運営形態によって前後する可能性があり、2030年度後半というスケジュールを示した。建設には都市計画法で定める用途地域の変更手続きが必要になる。
建設候補地の選定では、交通アクセスや他の観光・文化施設との連携を重視し検討。移転が決まり同じ地区内にある上野図書館も併記した。
65年前に建てられた現記念館は老朽化が進んでおり、場所は国史跡の上野城跡内。現在地での建て替えは規制によって困難なことから、市は過去にも移転整備を計画している。
問い合わせは市美術博物館建設準備室(0595・41・0400)へ。
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