【制作した「いってだぁこMAP」を手にする児童たち=伊賀市役所で】

 三重県の伊賀市立上野西小学校(上野丸之内)の5年生120人は、グループごとに調査した校区の施設や店舗を紹介する「いってだぁこMAP」を制作した。代表児童らが3月7日、岡本栄市長に完成したマップを披露し、配布用にハイトピア伊賀(上野丸之内)内に設置することが決まった。

 マップはA3サイズの4つ折りで、伊賀上野城や市上野図書館、和菓子店、飲食店など30の施設や店舗を掲載。QRコードを読み込むと、各地点の歴史や取り扱う商品の種類、生産工程など、児童たちが制作したプレゼン資料を見ることができる。「いってだぁこ」は「行ってください」の方言。

 マップの制作は、2、3年生時に予定していた校区調査の授業がコロナ禍で中止になったことから、代わりの取り組みとして実施。夏季休暇や毎週2、3時間の総合学習の時間を利用し、取材依頼からインタビュー、写真撮影まで一貫して取り組んだ。

 この日、5年生代表の福永茉夕さん、田中広翔さん、中林咲月さん、野口奏さんの4人と森永宏校長、担任の竹井裕子教諭が市役所を訪れ、制作したマップについて説明した。

 児童たちは「観光客の人にも見てもらいたい」「伊賀市のことをもっと知ってほしい」と思いを話し、岡本市長は「ぜひ置かせていただきたい。可及的速やかに配置する」と承諾した。

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