三重県の伊賀米振興協議会は3月1日、日本穀物検定協会が実施した2023年産米の食味ランキングで伊賀コシヒカリが最高評価の「特A」を2年連続で獲得したと発表した。伊賀コシヒカリの特A評価は初の獲得が11年産米で、今回が通算9度目。
米の食味ランキングは1971年産米から毎年全国規模で実施。23年産米の結果は2月29日に公表され、道府県から選出された144産地品種のうち、伊賀コシヒカリや新潟の「魚沼コシヒカリ」、北海道の「ななつぼし」など43銘柄が特Aの評価を得た。
伊賀・名張両市で栽培するコシヒカリの作付面積は計約3千ヘクタール。JAや地元行政を中心に組織する同振興協事務局は「23年産のコシヒカリは全国的に猛暑の影響を受け品質低下の傾向だったが、生産者と一体になって取り組んだ結果、2年連続で特Aを取得できた」と話した。
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