名張市桔梗が丘5番町 飲食店経営 大瀬戸光子さん(81)
秋田県出身で、20代のころ住んでいた大阪から、30代になって三重県名張市へ転居。レストラン従業員として4年間勤めた後、同市桔梗が丘4番町で和食店を構えた。しかし、5年ほどして板前が他界し、そこから2年ほどは1人で店を切り盛りした。現在は同5番町で昼食と夕食を提供する店「ガーデンハウスせと」を開いて約8年になる。
趣味の声楽は60歳のころに習い始め、週に2回、ピアノ講師を自宅に招いて10年ほど学んだ。今ではオペラの曲を歌えるまでになり、コンサートも開いている。
毎週火曜には、気心の知れた人たちが集まって食事会を開き、ピアノ演奏に合わせて歌声も披露する。「ふるさと」「月の砂漠」など、なじみの曲は皆で一緒に歌うという。食事と音楽に囲まれ「せと」の夜は更けていく。
花や植物も好きで、近所にある植物店内の飲食店の営業を引き継ぎ、昨年11月にカフェ「ひみつの花園」としてリニューアルオープンした。大瀬戸さんは「今が一番幸せ。食事の場を提供しながら、音楽や会話を楽しめる交流の場を、これからも楽しく続けていきたい」と語った。
2月24日午後2時からは、伊賀地域在住のピアニスト桂富佐さんと松田義隆さん、歌い手3人による「第7回大瀬戸光子コンサート」を伊賀市阿保の青山ホールで開く。入場無料。
問い合わせは大瀬戸さん(090・7686・6544)まで。
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