三重県名張市で横断歩道のない道路を渡っていた歩行者が乗用車にはねられ死亡する事故が2月5日に発生したことを受け、名張署は9日、現場近くにある商業施設で緊急の啓発活動を実施した。署員やボランティアら計15人が参加し、買い物客らに啓発物品を配った。
啓発活動では、署員らが「道路を渡る時は横断歩道を利用して」と買い物客らに呼び掛け、「運転手は歩行者や自転車の横断に注意する」などと書かれたちらしや、反射材のたすきなど約100セットを手渡した。
同署の田畑賢一交通課長は「夕暮れ時から夜間にかけては事故が起きやすい。歩行者も運転手も注意して」と呼び掛けた。
同署によると、管内で今年発生した交通事故は2月7日現在、総件数209件、このうち人身事故が13件、死亡事故が1件となっている。
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