【完成した巻きずしを持ち上げる参加者たち=名張市百合が丘東9で】

 節分の2月3日、三重県名張市の市立百合が丘小学校(百合が丘東9)で、児童や保護者ら約340人が「なが~い巻きずしづくり」に挑戦した。4年ぶりの開催で、コロナ禍前の2020年の76・82メートルを上回る80・84メートルの新記録を達成すると、拍手や歓声が上がった。〈YouTubeで動画(https://youtu.be/yLoo-zrrfxE)〉

 青蓮寺・百合が丘地域づくり協議会の放課後教室「百合小こどもクラブ」が2013年から取り組んでおり、今回で9回目。

 この日は米45キロ、のり450枚、卵焼き58パック、かに風味かまぼこ1350本、インゲンマメ5キロなどを用意。参加者たちは校舎1階の廊下で一直線に並べられた長机45個を使い、のりと酢飯の上に具材を盛り付け、一斉に巻き上げた。

 その後、全員で巻きずしを10秒間持ち上げ、1本につながっていることを確認。巻き尺を伸ばして長さを測った。

 挑戦に立ち会った北川裕之市長は、驚くような記録を市が認定する「あれっこわい認定証」を同クラブに贈った。小学生の姉と一緒に参加した男の子(4)は「くるっと巻くのが面白かった。食べるのが楽しみ」と話した。

 同クラブによると、なが~い巻きずしづくりの挑戦は、これ以上の長さに対応できる会場がないことや資金面を理由に、今回で終了となる。同クラブコーディネーターの畑行子さん(68)は「今後は別の挑戦シリーズを新たに考えていきたい」と話した。

記録更新を喜ぶ参加者ら=同
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