三重県の伊賀市立阿山小学校(馬場)の2年生28人は2月1日、野菜の栽培などをする同市槙山の会社「秋本天産物」が管理する近くの畑で「伊賀の芭蕉ねぎ」の収穫体験をした。
授業の一環でミニトマトの栽培などを教えていた同社が、農業へ関心を持ってもらおうと初めて企画。芭蕉ねぎは伊賀盆地の寒暖差を生かして作る甘みが特長の白ねぎで、2018年から同社とJAいがふるさと(平野西町)を中心に栽培を始めた。現在は計約2万5000平方メートルの畑で栽培し、昨年11月末から収穫が始まった。
この日は同社の相談役、秋本隆繁さん(76)らが収穫の手順を説明した後、子どもたちは育ったネギを一本一本、力いっぱい引き抜いた。ネギを袋に詰め込んだ子どもたちは「大きいのいっぱい採れた」「みそ汁に入れて食べたい」などと喜んでいた。
秋本さんは「楽しく収穫してくれてよかった。来年も続けていければ」と話していた。
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