三重県名張市の地域貢献活動団体「ちぃちかけん」と市立図書館(桜ケ丘)の共催事業「図書館で健康づくりプロジェクト」のキックオフイベントが1月20日、同図書館で開かれた。
昨年6月に発足した同団体は「地域に力と健康を」をキャッチフレーズに掲げ、同市蔵持町里のはしもと総合診療クリニックの医療専門職などが中心となって活動。地域の健康増進のため、市内で認知症講座や健康体操などを行っている。
共催事業は、同クリニックの橋本修嗣院長が「診察室の中だけでなく、地域に愛される図書館で健康づくりの手伝いができれば」と同館に持ちかけて実現した。
この日のイベントには、地域住民ら約20人が参加。同団体が図書館に血圧計1台を寄贈し、橋本院長や山口浩司図書館長らが「図書館から始まる健康づくり」をテーマに座談会を行った。その後、参加者たちは血圧を測定したり、ハンドセラピーを受けたりしていた。
イベントで山口図書館長は「今後、図書館が所蔵する健康に関する書籍と連動させながら、住民の健康づくりに寄与していきたい」と話した。
同プロジェクトでは今後も健康講座や相談会を開く予定。血圧計は23日から同館1階の入り口付近に常設するという。
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