三重・奈良県境の6市村でつくる「東奈良名張ツーリズム・マーケティング(ENN)」は1月15日から19日まで、インバウンド(訪日外国人客)の誘致のため、海外の旅行会社を招待する視察ツアー「ファムトリップ」を実施している。
2025年に開催される大阪・関西万博を見据えたツアーを想定して実施。3回目となる今回は、昨年にマニラ首都圏のパサイ市で開かれた「フィリピントラベルマート」(9月1日から3日)で、ENNの観光に興味を示した現地の旅行会社など6社を招待した。
初日は名張市の「焼肉レストラン奥田」(鴻之台2)に参加者6人が集まり、伊賀牛を堪能した。16日には同市の観光名所「赤目四十八滝」を訪れ、渓谷入り口にあるカフェ・忍法赤目プリン(赤目町長坂)の店内で「竹あかり」の制作に挑戦。17日には栢本農園(青蓮寺)でイチゴ狩りを体験した。
竹あかりを作ったフィリピンの旅行会社、アティーナトラベルツアーズアンドイベンツの社員、マリア・イメルダ・ファビさんは「フィリピンでは竹を資材として使うことはあるが、竹のランタンは見たことがない。若者やお年寄りも癒やされて、喜ばれると思う」と話していた。
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