【「活」の1字を示す北川市長=名張市役所で】

 官公庁などが仕事始めを迎えた1月4日、三重県の名張市役所で仕事始め式があり、北川裕之市長と市議会の細矢一宏議長が幹部職員ら約80人を前にあいさつした。恒例の今年の漢字一文字に北川市長は「活」、細矢議長は「躍」を選んだ。

「躍」の1字を示す細矢議長=同

 北川市長は能登半島地震などに触れ、「犠牲者の皆さまの冥福をお祈りするとともに、被災者の皆さまに心からお見舞い申し上げる」と述べた。その上で、「私たちの地域も南海トラフ巨大地震の可能性があり、改めて市民の皆さんと危機感を共有し、災害対策について見直しも含めしっかり取り組んでいきたい」と語った。

 続いて米大リーグで活躍した日本人選手が話していたという好きな言葉「It’s a new day!」を紹介。市の厳しい財政状況に触れた上で「この状況でも、知恵を絞ればできることはまだまだたくさんあると思っている。新しいものを生み出そうとする市役所であってほしい」と呼び掛けた。

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